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予想よりは似合ってしまって困った

■司法試験に向けて準備中のパパ。

携帯も買い替えない彼は、青スーツもそのままな気がします。
そこまで長持ちさせられてるのかはあやしいですが…。

でも、実際は更に帽子かぶっちゃってそうな気がします。
青スーツに、水色ニット帽(しかもカンバッジ&PaPa)。
……なんか、すごい光景ですね…。

《成歩堂なんでも事務所にて》

オドロキ 「…な、成歩堂さん…? そ、その格好は…いったい…」

ミヌキ  「わあ! パパ、めずらしいね。懐かしいなその青いスーツ。今日は何のステージなの?」

ナルホド 「司法試験の受験用にね。写真を撮らないといけないから、昔のをひっぱりだしてきたんだ。」

オドロキ 「(……これが伝説の、青くとがった弁護士姿…)
       (………それにしても、噂どおりに『青』っていうスーツだな。)
       (まあ、人のこと言えないけど、オレ。)」

ナルホド 「……いい年してこんな青い色のを…なんてことは思わないでほしいな。
       うちの家計は、男の服に気を使うほどの余裕はないんだよ」

ミヌキ  「なんせ、みぬきの衣装もギリギリですから」

ナルホド 「ただね、久々に着てみると、なんだか違和感があるんだけど…。
       いったいなんだろうね? みぬき」

ミヌキ  「……パパ、それはしかたないよ…。
      パパももう若くないんだし。昔の青さはとりもどせっこないよ」

オドロキ 「(……みぬきちゃん…、さらっときついよな、ホント。)」

ナルホド 「うん、そうかもしれない。……だけどね、みぬき。
       今パパが気になっているのは、そういう感覚的な問題より前の…
       そう、もっと前提でつまづいてる気がするんだ」

オドロキ 「……あの、オレ思うんですけど…」

ナルホド 「なんだい?」

オドロキ 「とりあえず、その。…ヒゲ、そってみた方がいいと…思うんですけど…」

ミヌキ  「!」

ナルホド 「…………オドロキくん」

オドロキ 「あっ! そうですよね、まさかそんな程度の話じゃないですよね」

ナルホド 「そこだね」

オドロキ 「え。」

ミヌキ  「うん、そこですよオドロキさん!」

オドロキ  「…………」

ナルホド 「さすが、目のつけどころが違うね。全然気づかなかったよ」

ミヌキ  「みぬきも。ヒゲがないパパなんて、せいぜい
      週に1回くらいしか見ないから…全然気づきませんでした!」

ナルホド 「はっはっは。ひどいな みぬき。
       これでも一応、3日に1回はそってるんだぞ」

ミヌキ  「え! そうだったの!? ううん、今となっては、
      ハンパなヒゲがはえてるパパの方が、見慣れちゃったみたい」

ナルホド 「まあ、彼が気づいてくれて、よかったよ。これで受験写真も撮れる」

オドロキ 「はあ…」

ミヌキ  「そうだパパ。せっかくだから、
      来年のみぬきの卒業式と入学式にも、それで来てよ」

ナルホド 「ああ、そういえば。みぬきもとうとう高校生になるんだっけ。
       ……また、いろいろと要りようだな…。」

ミヌキ  「そうだよパパ、このままじゃみぬき、新しい制服買えないよ…。
      ううん、そもそも、高校受験ができないかも!」

ナルホド 「それは困ったねえ、みぬき」

ミヌキ  「うん。困っちゃうよ、パパ…」

ナルホド 「誰かがもっと稼がないと、だね」

ミヌキ  「ううん、しっかり稼いでくれる人、いないかな…」

ナルホド 「ついでに、みぬきの受験勉強も見てもらえる人だといいよね」

ミヌキ  「わあ! そうしたら、いろんな高校選べるね、パパ」



オドロキ 「……………………」

ミヌキ  「……………………」

ナルホド 「……………………」



オドロキ 「…………あの。オレ、そろそろ帰っていいですか」

ミヌキ  「あれ? 釣れないねえ、パパ」

ナルホド 「ううん、釣れないんだねえ…」

オドロキ 「(……意味が違う。)」




成歩堂親子(オドロキくんもいっそ含む)の会話を考えてると楽しくてしょうがないのですが、
大変収拾つかなくなりますね。いや少なくとも私には…。


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up<2007/04/22>
絵<2007/04/21>